授業課題まとめ


卒業制作


1年生

基礎造形【写真】

【幽かなあの子】
一緒に遊んでいる。
あの子と遊んでいる。
でも誰もいない。
人がいない。

田舎は人がいなくなっています。
過疎化は大問題です。
過疎化の悲しみを
人がいなくなる悲しみを3枚で表現しました。

使用機材 モノクロフィルムカメラ ISO400

基礎造形【映像】

タイトル
【カウントダウン】

あらすじ
令和のカウントダウンを楽しむハリネズミのもぐぞぉ。
だがしかし、うさぎのぴょんのすけに令和を奪われてしまい令和を迎えられなくなってしまった!?

ドタバタ令和争奪戦!!!令和は迎えられるのか!

映像作品リンク作成予定

基礎造形【染】

シルクスクリーン
創作キャラクターのTシャツやカバンを制作しました。

アニメーション

アニメーション課題

テーマ「6秒DANCE」

首が取れる男の子でアニメーションを制作。
意外な動きを表現したかったのでとても楽しかったです。

映像リンク
 https://www.instagram.com/p/B7Azof_H9aG/?igshid=1az8mwoatf0mv


2年生

キャラクターデザイン

テーマ「商品やメディアを仮定した作品」

私が想定したメディアは漫画です

ドラッグの擬人化でどう使われるか、自分の価値観や自分のやっていたことの間違いに気づく読み切り作品です。

映像や実物作品はこちらから見れます
https://www.instagram.com/p/CBHzm8aHV9W/?igshid=t8nkaszue952


映像技法

テーマ「詩からの映像作品」
詩→edda バク より引用

バク
iTunes MUSIC
edda「いつかの夢のゆくところ」
https://music.apple.com/jp/album/itsuka-no-yume-no-yukutokoro/1496565765
YouTube
https://youtu.be/mkxyGvUP4vM 

夢のような世界をイメージし、混乱していて浮いているそんな感じの世界を表現しました。


映像を見たい方はこちら
https://www.instagram.com/p/CB56ZcTHffM/?igshid=1hiiylmvmo7f9 

イラストレーション

テーマ「自由課題」

パターンで冊子を作成しました。
自分のテーマでは
POP STEP pattern!

こちらからのボタンから冊子内容をご覧下さい

ストーリー企画

ショートエッセイ

テーマ『1番美味しかった物の思い出』


私はとある宝物を持っている。

それは来るべき時に使う宝物なのだ。

しかしその宝物は夏にしか使えないのだ…


高校生の夏…


セミが鳴きクラスメイトはセミがうるさいと愚痴を言っていた。

暑くて汗がやばいと愚痴を言っていた。

制汗剤を大量につけ教室に入ると香りの束が私の鼻を直撃した。


暑い臭いきついうるさい…

私もそんな夏が嫌いだった。


だが日常的な午前の時間も早くすぎ、

1番日光が照りつける正午になった。


いよいよ来た…

宝物を開封する時が…


移動教室が多い高校生活だった。

しかし文化部の私はどの体育系の部活よりも早く動き中庭近くへ到着した。


全てはこの弁当箱という宝箱を開けるためだけの動きである…


この宝箱を開ける前から分かっていた…


これは大物だと!


口の中は溢れんばかりのヨダレで満ち溢れている。夏の喉のかわきを潤すためか、はたまた目の前の宝物を拝めるからか……

答えは両方だろう。


宝箱を開け宝物に包まれているラップを剥がす。


その中に入っていたのはゆかりのおにぎりなのだ。高級な料理や珍しいものでは無い。


ただのゆかりのおにぎりなのだ。

しかしこれが最高に美味い。


視覚で太陽を感じ、深呼吸して夏の制汗剤を感じ、耳でセミの音と友だちの笑う声を聞く。


かつて苦手だった夏も愛おしく感じながら宝物にまじないを一言……


いただきます!


その時、中庭付近でその言葉が響いた時全てが無になったのだ。


ゆかりのおにぎりに全てを集中し1口……


美味い…


その一言しか出ないほど美味い。


無駄なものが一切なく酸っぱさが全身に染み渡るのだ。

酸っぱいせいか笑う時に使う筋肉がキューっと引き締まり顔は笑顔になる。


ゴクリと食べ終えた時、無から帰り全てが聞こえ出すのだ。


私は夏を食べたのだ。カレンダーと共に進み無くなっていく夏を食べたのだ。

その夏は酸っぱく美味い。


ゆかりのおにぎりは笑顔と夏を与えてくれる宝物なのだ。


また1口また1口…止まらなかった。


しかし幸せな時間はあっという間に終わる。

3つの宝物のゆかりのおにぎりは完食しその他のウィンナーや卵焼きなども食べ終えてしまう。


ごちそうさま。


と言う時、セミの音が切なく感じた……




そして今私は大学生

お弁当は作らなくなり、

お弁当という宝物と出会えなくなったのだ

夢の時間が無くなってしまったのだ。


結果、1年はゆかりのおにぎりとは疎遠になり夏を味わえなかった…


今年の夏、セミが鳴く時

ゆかりを買いゆかりのおにぎりを作りたい。

縁もゆかりも無い場所で弁当箱を開けおにぎりを食べたい。